「ツバキ買収」から学ぶ、サロン経営の資本戦略

米投資ファンドの
ベインキャピタル が、
「TSUBAKI」ブランドを展開する
ファイントゥデイホールディングス を
約2000億円で買収する方針を固めました。
もともとは
TSUBAKI や「UNO」を持つ会社。
以前は
CVCキャピタル・パートナーズ 傘下でIPOを目指していましたが、
上場は見送り。
そして今回、別の資本へバトンタッチ。
M&A=終わり、ではない
日本では「買収」という言葉に
ネガティブな印象があります。
でも本質は違います。
会社は生き物。
成長段階によって
必要な“栄養(資本)”が変わる。
- 創業期 → 情熱と商品力
- 成長期 → 組織基盤
- 拡大期 → 資本とネットワーク
今回の件は、
「ダメだから売られた」のではなく
「次の成長に必要な資本へ移った」
という選択です。
これを美容室経営に置き換える
ここからが重要です。
① あなたのサロンは“買われる価値”がありますか?
本当に価値がなければ
誰も2000億円は出しません。
評価されたのは、
✔ ブランド力
✔ 海外展開の可能性
✔ 高価格帯商品の伸び
✔ 組織基盤
では美容室は?
✔ 再現性ある技術か
✔ 物販構造があるか
✔ 教育システムがあるか
✔ 数字が見える経営か
ここが“企業価値”になります。
② IPO延期の本質から学ぶ
今回IPOが延期された背景には
「中国依存度4割」という懸念があったそうです。
この『依存』これをサロンに置き換えると?
技術売上依存90%
物販5%未満
新規頼み
単価が上がらない
これは“依存構造”です。
依存構造は
企業価値を下げます。
③ 美容室における資本戦略
正直に言います。
今の日本の美容室は
ほぼ家族経営型。
だからM&Aを経験する機会が少ない。
でもこれからは違います。
- 人手不足
- 出店競争
- 物価上昇
- 単価二極化
この環境で
「現状維持」は衰退です。
では何をすべきか?
1️⃣ 粗利体質を作る
物販比率8〜15%
人時生産性の最大化
労働分配率コントロール
財務が整って初めて
未来の選択肢が生まれる。
2️⃣ ブランド資産を持つ
TSUBAKIが評価されたのは
“ブランド”があったから。
あなたのサロンは
名前で選ばれていますか?
「似合わせ」では弱い。
シャウセイグループでは、
自社ブランドとしては、
『 Viváte H(ビバテ)』
『 Viváte BIJU System』
コンセプトは、
「無害化」「余白美容」「髪純度100%」
あなたのサロンはウリを言語化されていますか?
3️⃣ 仕組み化する
属人型サロンは売れません。
仕組み化されたサロンは
資産になります。
最も大事なこと
M&Aは
✔ 失敗の証ではない
✔ 裏切りではない
✔ 終わりではない
選択肢がある会社の証明です。
美容室オーナーに問う
あなたは
・5年後の売上を言えますか?
・何店舗で、何人で、粗利はいくらですか?
・物販比率は?
・労働分配率は?
答えられなければ危険です。
結論
情報不足が恐怖を生む。
構造理解が希望を生む。
会社は生き物。
資本は血液。
あなたのサロンは
“循環する経営”になっていますか?
本質から見直していこう!
木田昌吾