「モノよりコト」のワナ 【 〜美容室が見落としている最大の機会損失〜】

最近、日経新聞にこんな記事がありました。
「モノよりコト」のワナ
ディズニーは模範
多幸感呼ぶ消費に光を
記事の中で模範として紹介されていたのが
■ 「モノからコトへ」は本当に正しいのか?
成熟社会では
✔ 所有より体験
✔ モノより思い出
✔ 物欲より感動
こう言われます。
確かに合理性はある。
でも記事は、こう指摘します。
体験の多くはモノ消費を伴う
感動を自分の中に定着させるためにもモノを買う
これ、めちゃくちゃ本質。
■ ディズニーがモノを捨てない理由
ディズニーは体験ビジネスの王者です。
でもパーク内はどうでしょう?
✔ カチューシャ
✔ ポップコーンバケット
✔ 限定グッズ
✔ 写真
✔ お土産
なぜあれだけ物販が充実しているのか?
答えはシンプル。
体験は一瞬で終わる
感動は時間とともに薄れる
モノは“感動を固定する装置”になる
体験=熱
モノ=蓄熱装置
これが構造です。
■ これを美容室に転用すると?
美容室は完全なる体験ビジネスです。
✔ カウンセリング
✔ 似合わせ
✔ 仕上がりの瞬間
✔ 承認
✔ 空間
でも、ここで問いです。
その感動、
何で固定していますか?
■ 美容室がやりがちな機会損失
① 仕上がりがピークなのに、そのまま帰してしまう
② 「物販は後でいいです」と遠慮する
③ 感動を言語化せずに終わる
これは、ディズニーで言えば
「グッズ売り場は駅の外です」
と言っているようなもの。
感動ピークは“今”です。
■ 物販は売り込みではない
ここが大事。
物販は
× 押し売り
× 在庫処理
× 単価アップ目的
ではない。
物販とは
感動への“お礼消費”を設計すること。
素晴らしい舞台を観た後、
台本を買う。
家で読まないかもしれない。
でもいい。
感動をくれたことへの感謝。
この心理は誰にでもある。
■ ショウセイはどうか?
私たちは
✔ 無害化
✔ 抗酸化
✔ 髪純度100%
✔ 余白習慣
という世界観を掲げています。
でも、
その感動を「持ち帰れる形」にできているか?
もし
✔ 仕上がり時に世界観を言語化し
✔ その延長線上にホームケアがあり
✔ “続く綺麗”を設計できていたら
物販比率は営業力ではなく
構造で上がる。
■ 数字で見ると
技術単価15,000円
物販0円 → 15,000円
物販3,000円 → 18,000円
しかもショウセイの場合自社でメーカーとして商品化。
なので物販の粗利は高い。
そうするとPLは一気に変わる。
でもこれは単なる単価アップの話ではない。
感動を構造化した結果。
■ 「モノよりコト」は半分正しい
正解はこうです。
コトを最大化するモノ設計。
体験を売っている美容室が、
感動を固定しなければ、
それは最大の機会損失。
■ ぜひ考えてみてください
・仕上がりの瞬間に何をしているか?
・感動を言語化しているか?
・世界観を持ち帰れる商品があるか?
・限定性やストーリーはあるか?
感動を生んでいるのに
回収していない。
これが、今の美容室の最大の機会損失です。
成熟社会だからこそ。
モノの価値が下がったのではない。
感動と結びついていないモノの価値が下がっただけ。
あなたのサロンはどうですか?
この機会に、
自社の“感動固定導線”を見直してみましょう。
機会損失、
まだまだ眠っているかもしれません
木田昌吾