奇跡は「起こすもの」ではない ― 突きつけられた美容室経営の盲点 ―

昨日あるセミナーに参加した。
テーマは「奇跡」。
老若男女不特定多数の様々な参加者100名とともに人としての在り方を学ぶリアルセミナーです。
正直、最初はこう思っていた。
「成功の話かな」
「モチベーション系かな」
だが、開始5分でその認識は崩れた。
セミナーの最初に言われたこと
最初に提示された問いは、これだった。
「今、あなたにとって奇跡とは何ですか?」
参加者がそれぞれ答える。
・ここにいること
・家族と過ごせること
・成功すること
・夢が叶うこと
一見、どれも正しそうに聞こえる。
だが、講師はすべてを否定した。
「それは奇跡ではない」
講師はこう言った。
・それは空想ではない
・それは運ではない
・それは気分が上がることでもない
そして、こう定義した。
奇跡とは何か
「今の自分の理解では説明できない形で起き、
人生の見方を変えざるを得なくするもの」
この一言で、場の空気が変わった。
さらに突きつけられた本質
次に言われたのがこれ。
「あなたは今、束縛されている」
・どう見られるか
・失敗したくない
・評価されたい
・お金が不安
人は、無意識にこういった“内面の会話”に支配されている。
そして講師は言った。
「奇跡は、その外側にしかない」
今の自分の考えの中で起きることは、
・予測できる
・説明できる
つまり、
奇跡ではない。
ここで気づいたこと
これを聞いたとき、自分の中で一つの違和感が浮かんだ。
「美容室経営も全く同じじゃないか?」
美容室経営に置き換えるとどうなるか
① 売上が伸びない理由
よくある思考はこう。
・集客が足りない
・単価が低い
・スタッフが弱い
でも違う。
本当の原因
「売上はこうやって作るものだ」という思い込み
例えば、
・トリートメントはこの価格帯
・このエリアではこの単価が限界
・この客層ではここまで
この“前提”の中でしか経営していない。
② 商品が売れない理由
例えば髪質改善。
・成分説明
・効果説明
・他店との差別化
これをやっても売れない。
なぜか?
お客様の中で
“未来の解釈”が変わっていないから。
セミナーで言っていた通り。
「説明できる範囲の中では、人は変わらない」
③ スタッフが伸びない理由
これも同じ。
・評価制度を作る
・教育カリキュラムを整える
それでも伸びない。
なぜか?
スタッフがいる空間がこうなっているから。
・失敗できない
・評価されないと意味がない
・正解を出さないといけない
これもすべて“束縛”。
一番重要だった言葉
ここで、最も重要な一言が出てきた。
「奇跡は起こすものではない。起きるものだ。」
この瞬間、すべてが繋がった。
経営に置き換えた答え
奇跡を起こそうとしている限り、起きない。
ではどうするか?
「奇跡が起きる空間を作る」
これが答え。
具体的に何を変えるか
① カウンセリングの空間
NG
「このトリートメントいいですよ」
OK
「このままだと3年後こうなります。どうしますか?」
② スタッフの空間
NG
結果で評価
OK
挑戦を承認
③ 商品の空間
NG
スペックで売る
OK
未来で売る
今回の気づき
今回のセミナーを通して、明確になった。
自分がやろうとしていることは、
・商品を広めることではない
・売上を上げることでもない
本質はこれ
「髪の未来を変える空間を作ること」
・Viváte
・BIJU
これらはプロダクトではなく、
“空間を変える奇跡の装置”
最後に。今回一番強く感じたこと。
美容室経営の最大の機会損失とは、
空間を設計していないこと
・技術はある
・商品もある
・人もいる
それでも結果が出ないのは、
空間が変わっていないから。
まとめ
奇跡とは、
・ラッキーではない
・成功でもない
・気分でもない
「今の自分では説明できない結果」
そしてそれは、
空間が変わったときにしか起きない。
美容室経営で問うべきは一つ。
「何をやるか?」ではない。
「どんな空間を作っているか?」
ここを変えた瞬間、すべてが変わる。
マインド系のセミナー毎週行くので、来週も気付きをアナロジー思考でまたブログに書きます!
お楽しみに^_^
木田昌吾