ヘアサロン( 目黒区・世田谷区・神奈川)/
美容メーカー/ フォトスタジオ

【失客防止】「トリートメントが3日で落ちた」と言われた時、プロならどう答える?──足す前に「引く」という発想

 

「トリートメントをしたのに、3日で元に戻っちゃった…」

美容師なら一度はお客様から言われたことがあるのではないでしょうか。

その瞬間、

「もっと濃いトリートメントにしましょう。」
「ワンランク上のメニューがあります。」

そんな提案をしてしまっていませんか?

実は、この対応では根本的な解決にはなりません。

本当の原因は「トリートメントが弱い」ことではない

現代のお客様の髪には、

・シリコン
・オイル
・スタイリング剤
・コーティングポリマー

など、さまざまな被膜が何層にも重なっています。

 

まるで

「被膜のミルフィーユ状態」

です。

その状態では、どれだけ高価なトリートメントを塗っても、

髪の内部まで必要な成分が届きません。

つまり、

「効かない」のではなく、「入れない」状態なのです。

足し算だけでは、いつか限界が来る

美容業界では長年、

・もっと高濃度
・もっと高級成分
・もっと重たい質感

という”足し算”が繰り返されてきました。

しかし、

被膜の上からさらに被膜を重ねれば、

最初はツヤが出ても、

時間が経つと弾き始めます。

そして、

「最近トリートメントが効かない」

という状態になります。

これは商材の問題ではありません。

髪の受け入れ体制の問題です。

プロが最初にやるべきこと

本当に必要なのは、

髪を”すっぴん”の状態に戻すこと。

つまり、

「引き算の美容」

です。

不要な被膜をリセットし、

髪本来の状態を取り戻してから、

必要な栄養を補給する。

この順番だからこそ、

成分が内部へ浸透し、

持続力も大きく変わります。

Viváte BIJU Systemが大切にしている考え方

Viváte BIJU Systemでは、

補修する前に、

まず髪と頭皮の不要な残留物を整え、

髪が受け入れられる状態をつくることを重視しています。

だから、

「さらに濃いものを足す」

ではなく、

「まず受け入れられる環境をつくる」

という発想なのです。

髪の健康寿命を伸ばすためには、

この順番がとても重要です。

今日からカウンセリングで伝えてほしい一言

お客様から

「トリートメントがすぐ落ちました。」

と言われたら、

こう答えてみてください。

「実はトリートメントが悪いのではなく、髪の表面に色々なものが蓄積して、栄養が入りにくくなっている可能性があります。まずは一度リセットして、髪をすっぴんの状態に戻しましょう。」

この一言だけで、

お客様の納得感は大きく変わります。

まとめ

美容師の仕事は、

ただ良い商材を販売することではありません。

髪の状態を正しく診断し、

本当に必要な順番を提案することです。

だからこそ、

これからの美容師に必要なのは、

「足す美容」ではなく、「引く美容」。

その発想が、

お客様の髪の健康寿命を伸ばし、

サロンへの信頼を育て、

長く通い続けていただける関係につながっていきます。 

木田昌吾