最低賃金を議論する前に、 「生産性」を議論しよう。

【日経新聞】
最低賃金の早期浸透促す 厚労省が新方針「発効遅れなら理由明示を」
今回の記事を読んでいて、
美容業界にもそのまま当てはまると感じました。
最低賃金を上げるか。
上げないか。
その議論はもちろん大切です。
しかし、
経営者として本当に考えなければならないのは、
「どうやって賃金を払える会社を作るか」
ではないでしょうか。
賃上げは”コスト”ではない
美容室経営では、
「人件費が高い」
という言葉をよく耳にします。
しかし、
私は違うと思っています。
人件費は費用ではありません。
未来への投資です。
優秀な美容師が集まり、
辞めずに成長し、
お客様に価値を届け続ける。
その結果、
売上も利益も伸びていきます。
だから、
賃上げとは、
利益が出たから行うものではなく、
利益を生み出すために先に行う投資でもあるのです。
問題は給与ではない
多くの美容室では、
「給与を上げられない」
と言います。
しかし、
本当に問題なのは給与でしょうか?
違います。
問題は
一人あたりの生産性です。
例えば、
月給30万円でも、
70万円の生産性を生み出せる美容師なら十分に利益は残ります。
逆に、
月給25万円でも、
40万円しか生産性が無ければ苦しくなります。
つまり、
議論すべきなのは
給与ではなく、生産性。
なのです。
入社したばかりでは生産性は作れない
ここも非常に重要です。
新人や中途社員が、
入社初日から70万円、80万円の売上を作れるわけではありません。
だからと言って、
給与を低くするのではなく、
経営者が考えるべきことは
「どれだけ早く、その生産性まで育成できるか」
です。
教育。
仕組み。
マニュアル。
AI活用。
商品力。
メニュー設計。
これらすべてが、
賃上げを実現するための経営戦略になります。
美容室が戦う時代は変わった
以前は、
お客様を取り合う時代でした。
しかし今は違います。
美容師を採用し、育て、定着させる競争です。
その競争に勝てない会社は、
お客様を増やしたくても対応できません。
だから、
給与は採用戦略でもあります。
Viváte BIJU Systemが目指しているもの
私たちがViváte BIJU System「美寿」を開発した理由もここにあります。
単なるトリートメントではありません。
美容師一人あたりの価値を高め、
客単価を上げ、
利益率を改善し、
その利益を給与へ還元する。
美容師が長く誇りを持って働ける業界を作る。
それが本当の目的です。
まとめ
最低賃金が上がることを恐れる時代ではありません。
本当に考えるべきなのは、
「どうすれば生産性を高め、給与を上げ続けられる会社を作れるか」
です。
給与は結果ではありません。
未来への投資です。
その投資を正解にする経営こそが、
これからの美容室経営に求められる力なのだと思います。
木田昌吾