「人に任せられない経営者」が、会社の成長を止めている

経営者が人に仕事を任せられない理由は、意外とシンプルです。
「自分がやった方が早い」
実際、その通りです。
自分なら10分で終わる仕事を、スタッフに任せれば1時間かかるかもしれない。
ミスをするかもしれない。
期待した結果にならないかもしれない。
だから、結局自分でやってしまう。
しかし、それを続けると、スタッフはいつまでも成長せず、経営者もいつまでも仕事から解放されません。
人に任せるということは、「今日から全部やっておいて」と丸投げすることではありません。
最初は一緒にやる。
次は見ながらやってもらう。
その次は一人でやってもらう。
失敗したら修正する。
必要であれば、判断基準を言語化する。

例えば採用なら、会社説明を覚えてもらい、面接に同席させ、ロールプレイを行い、一人でできるようになるまで確認する。
任せるためには、任せる前の教育設計が必要なのです。
そして、経営者に必要なのが「自分と同じ結果でなくてもいい」と受け入れることです。
自分なら100点を出せる仕事を、スタッフが70点でやったとします。
最初は「自分でやった方がいい」と感じるでしょう。
でも、その70点を80点、90点に育てればいい。
経営者が100点を出し続けることより、組織全体で80点を出せる人を増やす方が、会社は強くなります。
経営者がすべての判断を握っている会社は、経営者自身がボトルネックになります。
店舗が増えても、スタッフが増えても、最後は全部経営者に確認が戻ってくるからです。
だから次のステージでは、「自分が何をやるか」ではなく、
「誰に何を任せ、どこまで判断できるようにするか」
を考える必要があります。

任せることは仕事を手放すことではありません。
未来の経営者を、組織の中につくることです。
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