【美容室経営】利益が残るサロンは「人時生産性」ではなく、「分間生産性」を見ている。
売上は伸びているのに、なぜ利益が残らないのか?
美容室経営者からよく聞く悩みがあります。
「客単価は上がった。」
「高単価メニューも導入した。」
「売上も前年を超えている。」
それなのに、
利益は思ったほど残らない。
スタッフは以前より忙しくなった。
予約も取りづらくなった。
なぜ、このようなことが起きるのでしょうか。
私はその原因は、
「時間」というコストを見落としていること
だと考えています。
一般企業は「人時生産性」を見る
経営の世界には、
人時生産性
という考え方があります。
これは、
売上 ÷ 総労働時間
で計算し、
スタッフ1人が1時間でどれだけ売上を生み出しているかを見る経営指標です。
もちろん、とても重要な数字です。
しかし、
美容室は少し違います。
美容師は営業時間中ずっと施術しているわけではありません。
掃除。
朝礼。
カルテ。
SNS。
片付け。
在庫管理。
教育。
これらも大切な仕事です。
だから私は、
美容室経営ではもう一つ見るべき数字があると思っています。
私が最も重要視している「分間生産性」
私は美容室経営において、
「分間生産性」
という考え方を大切にしています。
これは私が美容室経営を考える中で使っている指標です。
計算式は非常にシンプルです。
分間生産性=売上 ÷ 総施術時間(分)
つまり、
「1分間でどれだけ価値を生み出しているか」
を見る考え方です。
美容室は、
席数も、
営業時間も、
美容師の人数も限られています。
つまり、
一日に使える時間には限界があります。
だから私は、
客単価よりも、
「1分の価値」
を重視しています。

具体的に計算してみましょう
例えば、
例①
カット+カラー
10,000円
施術時間120分
分間生産性は、
10,000円 ÷120分=約83円/分
になります。
では、
客単価を上げようと思い、
30分かかるトリートメントを追加したとします。
例②
カット+カラー+トリートメント
13,000円
施術時間150分
分間生産性は、
13,000円 ÷150分=約87円/分
売上は3,000円増えています。
しかし、
生産性は、
83円から87円へ、たった4円しか上がっていません。
さらに、
30分施術時間が伸びたことで、
一日に予約できる人数は減ります。
スタッフの拘束時間も長くなります。
結果として、
利益率は思ったほど改善しないのです。
本当に利益が残るサロンとは
では、
利益率が高いサロンは何をしているのでしょうか。
答えは、
短時間で価値を高めています。
例えば、
施術時間を3分しか増やさず、
3,000円の価値を提供できたらどうでしょう。
13,000円
123分
分間生産性は、
13,000円 ÷123分=約106円/分
最初の83円から、
約28%も向上します。
これが、
私が分間生産性を重要視する理由です。
この発想から生まれたのが「美寿(BIJU System)」

私は、
「高単価=長時間」
という美容業界の常識にずっと疑問を持っていました。
もっと短時間で、
もっと高い価値を提供できないのか。
もっと美容師が疲弊せず、
もっと利益が残る方法はないのか。
その答えとして開発したのが、
美寿(BIJU System)です。
美寿は、
トリートメント工程を増やすための商品ではありません。
今あるカラーや縮毛矯正に組み込み、
髪に残る残留薬剤や酸化物を整え、
必要な補修成分を効率よく届けることで、
施術時間を大きく延ばさずに高い結果を実現するシステムです。

つまり、
美寿が提供しているのは、
単なるトリートメントではありません。
「髪の美しさの寿命」と「サロンの利益率」を同時に伸ばす仕組みなのです。


最後に
美容室経営は、
客単価だけを追いかける時代ではありません。
重要なのは、
限られた時間の中で、どれだけ大きな価値を提供できるか。
私は、その考え方を
「分間生産性」
と呼んでいます。
ぜひ一度、
あなたのサロンでも計算してみてください。
売上 ÷ 総施術時間(分)
その数字には、
これまで見えていなかった利益改善のヒントが隠れています。
これからの美容室経営は、
時間を売る時代ではありません。
時間当たりの価値を最大化する時代です。
そして、美寿(BIJU System)は、その経営を実現するために生まれた、新しい美容室の価値創造システムです。
木田昌吾