「外食は“食事業”ではなく“付加価値業”」 美容室経営も“価格”ではなく“存在価値”で勝負する時代へ

ゼンショーHD小川社長
「消費税減税ありきは思考停止」 外食離れ警戒
今回の記事は、かなり考えさせられました。
ゼンショーHDの小川社長は、
・消費税ゼロ政策への懸念
・外食離れ
・人手不足
・外国人労働者問題
・資材高騰
について語っています。
もちろん、外食産業トップとしては当然の発言です。
でも今回、僕が最も気になったのは、
「外食とは何か?」
という定義でした。
外食は“食事業”なのか?
もし外食が、
「食事を提供するだけの業態」
なら、
スーパーやコンビニと価格比較されます。
でも、本来の外食って違うはずです。
・誰と食べるか
・どんな空間か
・どんな接客か
・どんな時間を過ごせるか
つまり、
外食とは“体験業”
なんです。

美容室もまったく同じ
これ、美容室経営にもそのまま当てはまります。
もし美容室が、
「髪を切るだけ」
なら、
価格競争になります。
でも実際、お客様が求めているのは、
・自信
・癒し
・承認
・変化
・未来への期待
つまり、
“感情価値”
です。
だからAI時代は“存在価値”が重要
AIが進化すると、
技術情報は全部均一化されます。
・このカラー剤が良い
・この成分が良い
・この施術が良い
これはAIでも説明できる。
でも、
「この人にやってほしい」
は、AIでは作れない。

ゼンショーの発言から見えるもの
今回の記事では、
人手不足への懸念も語られていました。
でも、ここも本質があります。
本当は“人手不足”ではない
本質は、
“働きたいと思われる魅力”
です。
これは美容室でも同じ。
・給与
・労働環境
・未来性
・理念
・文化
ここが弱い会社は、
人が来ない。
外国人労働者問題も本質は同じ
記事では、
特定技能の受け入れ停止への懸念も語られていました。
もちろん、現場レベルでは切実です。
でも、日本全体で考えると、
「低賃金前提の構造」
を続ける限り、
本当の賃上げは進みません。
美容業界も同じ
・安売り
・低単価
・長時間労働
これを続けながら、
「美容師が来ない」
は当然です。
だから必要なのは、
“価格を上げられる価値”
を作ること。
ショウセイがやっていること
僕たちが、
Viváte BIJU System「美寿」を開発している理由もここです。
単なるトリートメントではない。
・単価を上げる
・リピート率を上げる
・美容師の価値を上げる
・価格競争から抜け出す
つまり、
“美容室を付加価値業へ戻す”
ためです。
ロジカルに整理すると
価格競争になる理由はシンプルです。
「違いが伝わっていない」
だから比較される。
逆に、
世界観や思想が伝わると、
比較されなくなる。
ディズニーランドは、
「乗り物業」ではありません。
スターバックスも、
「コーヒー業」ではない。
空間。
世界観。
体験。
だから価格だけで比較されない。

美容室も“世界観産業”になる
これからの美容室は、
技術だけではなく、
「何を信じている会社か」
が重要になります。
・なぜその商品を使うのか
・なぜそのメニューなのか
・なぜその価格なのか
ここに一貫性があると、
お客様は価格ではなく、
“思想”
で選びます。

最後に
今回の記事で感じたのは、
日本企業はまだ、
「守り」の発想が強い
ということ。
でもこれから必要なのは、
「どう価値を上げるか」
です。
美容室も同じ。
・安くする
・人を増やす
・回転を上げる
ではなく、
「この店でしか得られない価値は何か?」
を磨く。
ここを本気で作れた美容室だけが、
AI時代でも、価格競争時代でも、
選ばれ続けると思います。
木田昌吾
