なぜ「利益」を稼がなければいけないのか 〜売上でもなく、粗利でもなく、“利益”が会社を守る理由〜

美容室経営において、よくある誤解があります。
・売上が上がれば大丈夫
・忙しければうまくいっている
・粗利が出ていれば安心
結論から言います。
👉 全部違います。
会社を守るのは
“利益”だけです。
利益とは何か?
利益は単なる“余り”ではありません。
「会社を守るためのコスト」
であり
👉 「未来をつくるための原資」
です。
利益が使われる場所
・借入返済
・設備投資
・教育投資
・人材採用
・給与アップ
つまり
社員を守り、会社を成長させるためのお金
売上では会社は守れない
極端な話をします。
・売上1000万
・利益0円
この会社はどうなるか?
必ず潰れます。
なぜか
・返済できない
・投資できない
・給与も上げられない
だから重要なのは
「いくら稼げたか」ではなく
「いくら残ったか」
稼ぐべきは「必要利益」
ここが最も重要です。
👉 利益には2種類ある
① 稼げた利益
② 稼がなければいけない利益
経営で考えるべきは
👉 ②の“必要利益”
では、いくら必要なのか?
ここからは設計の話です。
利益は“逆算”で決めます。
① 借入返済から逆算する
まず最もシンプルな方法。
👉 年間の返済額から考える
例
・年間返済 300万円
👉 最低でも
300万円以上の利益が必要
② 社員1人あたりで考える
次に人ベースです。
👉 社員1人あたりいくら利益を生むか
例
・社員10人
・1人あたり50万円
👉 必要利益=500万円
③ 売上×利益率で考える
次は構造です。
売上に対してどれくらい利益を残すか
例
・売上1億円
・経常利益10%
👉 必要利益=1000万円
④ 現在地から逆算する
👉 今の状況を基準にする
・今いくら利益が出ているか
・どこまで伸ばす必要があるか
👉 現実ベースで設計できる
⑤ 前期実績から考える
特に重要なのがここです。
赤字の場合
「いくら黒字にするか」ではなく
「なぜ赤字になったか」
ここを分解することが重要
⑥ BS(貸借対照表)から考える
これが経営者視点です。
無借金の場合
👉 「いくら貯めるか」
借入がある場合
👉 「どれだけ体力をつけるか」
目安
・現預金をどれだけ持つか
・自己資本比率をどうするか
👉 会社の“安全性”から逆算する
まとめ
利益とは
👉 「結果」ではなく「設計」
・なんとなく出るものではない
・狙って作るもの
これからの美容室経営は
「売上経営」から「利益経営」へ
変わっていきます。
そして最も重要なのは
👉 「社員を守れる会社かどうか」
その答えが
利益です。
それが未来の種になり、
未来を花開く元となるのが“利益”
儲かることから逃げては誰も幸せにできない!
設計から見直そう!
木田昌吾