無料カットモデルが増えている本当の理由

美容室経営者が見るべきは「節約」ではなく「価値観消費」
日経でこんな記事がありました。
【題名】
無料カットモデル、予約過去最高 浮いたお金で推し活
今回の記事、
美容業界の人なら、
「物価高だから無料カットモデルが増えているんだな」
で終わらせてしまいそうです。
でも、
本当にそうでしょうか?
記事によると、
ミニモのカットモデル利用件数は、
2025年に
45万5,000件
前年比
19.5%増
過去最高になりました。
普通に考えれば、
「お金がないから無料を選ぶ」
と解釈しそうです。
でも僕は、
もっと違うものが見えました。
お金を使わなくなったわけではない
記事の中で興味深かったのは、
利用者が、
浮いたお金を
・ネイル
・まつげエクステ
・推し活
に使っていること。
つまり、
お金を使わなくなったわけではない
んです。

価値観に合わせて再配分している
ここが本質。
消費が減ったのではない。
消費の優先順位が変わった
だけ。
例えば、
月3万円の予算があるとします。
昔は、
美容室
ネイル
洋服
に均等に使っていた。
でも今は、
無料カットモデル
↓
浮いたお金
↓
推し活
に移動している。
つまり、
「価値観に従ってお金を再配分している」
んです。
美容室経営者が勘違いしやすいこと
お客様が来なくなると、
「景気が悪い」
「お金がない」
と言いたくなる。
でも本当にそうなのか。
推し活市場は伸びている。
ライブは満席。
アニメ市場も伸びている。
旅行も行く。
つまり、
人はお金を使っている。
ただ、
「自分が価値を感じる場所」
にしか使わなくなった。
ショウセイが目指しているもの
だから僕たちは、
単なる施術ではなく、
・体験
・未来
・価値観
を提供したい。
Viváte BIJU System「美寿」も同じです。
単なるトリートメントではない。
髪の美しさの寿命を伸ばす
という思想がある。

お客様が、
「その価値に共感するか」
が大切なんです。
ミニモから学べること
今回の記事でもう一つ面白いのは、
マッチングサービスの力です。
昔は、
カットモデルを探すのは大変だった。
でも今は、
アプリがある。
すると、
今まで存在しなかった需要が顕在化する。
これ、
美容業界以外にも転用できます。
「困っている人」
と
「解決できる人」
を繋げる。
そこに新しい市場が生まれる。
あなたのお客様は、
なぜあなたを選んでいますか?
安いからですか?
近いからですか?
それとも、
「価値観が合うから」
ですか?
最後に
どんなに時代が変わっても、
変わらない消費があります。
それが、
「自己実現消費」
です。
推し活。
趣味。
学び。
美容。
人は、
自分らしくなれることにお金を使う。
だから、
美容室経営者が考えるべきなのは、
値引きではない。
「お客様が価値を感じる理由」
です。
お金がない時代ではない。
「価値観に従ってお金を使う時代」
なんです。
だからこそ、
美容室も、
価格競争ではなく、
価値観競争へ。
そこに未来があると思います。
木田昌吾