“良いものほど安い”という衝撃。価格は価値ではなく“構造”で決まる

■参考記事
なぜ“美味しい野菜”が安くなるのか?
今回の日経新聞の記事では、春野菜の価格が大きく下落していると報じられています。
タケノコは3割安、キャベツは5割安。
理由はシンプルです。
👉 天候に恵まれ、生育が良く、出荷量が増えたから
つまり、
品質が良い=安くなる
という一見矛盾した現象が起きています。
価格とクオリティは無関係
多くの人はこう思っています。
・良いものは高い
・悪いものは安い
しかし現実は違います。
価格は「需要と供給」で決まる
ロジカル整理すると?
- 需要 > 供給 → 価格は上がる
- 需要 < 供給 → 価格は下がる
つまり、
どれだけ良い商品でも
市場に溢れれば安くなる
逆に、
そこまで良くなくても
希少なら高くなる
美容室への転換
この構造は美容業界にもそのまま当てはまります。
① 上手いのに安い美容師
・技術が高い
・仕上がりも良い
それなのに単価が低い
👉 理由:供給過多
- 同じような美容師が多い
- 差別化されていない
- 誰でもできると思われている
② 普通でも高い美容師
・技術は平均
・でも単価は高い
👉 理由:需要が集中
- コンセプトが明確
- 悩みに刺さる
- 代替が効かない
機会損失①|「技術=価格」という思い込み
多くの美容師が勘違いしています。
「上手くなれば単価が上がる」
👉 これは不十分
本質は
👉 “誰にとって価値があるか”
■機会損失②|安売り思考
今回の農業の話と同じです。
本来は
👉 良いものができたなら価値で売るべき
しかし現実は
👉 供給が増えたから値下げ
美容室でも同じです。
- 空いてるからクーポン
- 集客したいから値下げ
これはすべて
👉 供給過多の発想
価格を決める側になる
① 供給をコントロール
- 予約枠を絞る
- ターゲットを限定
- メニューを尖らせる
② 需要を作る
- コンセプト設計(無害化・髪質改善)
- ストーリー
- 教育
③ 意味で売る
・なぜこの価格なのか
・なぜこの価値なのか
👉 納得が価格になる
■まとめ
✔ クオリティと価格は無関係
✔ 価格は需要と供給で決まる
✔ 技術ではなく構造で単価は決まる
・欲しければ買う
・価値があれば払う
・安いから選ばない
この思考になったとき
価格に振り回される側から
👉 価格を決める側へ変わる
美容業界はまだ
「技術=価格」
という幻想に支配されています。
だからこそ
『納得が価格』
この構造を理解した経営者だけが勝つ

ここに
まだ誰も気づいていない
最大の機会損失があります。
あなたはどんな顧客の悩みや願望などのニーズを捉えて、
どんな納得感を作りますか?
木田昌吾
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