【BIJU System 第5弾】補っただけでは終わらない。なぜ3剤が必要なのか?
BIJU Systemでは、
1剤で、
整える。
そして2剤で、
必要なものを補う。
という流れで髪を考えていきます。
でも、
ここで一つ疑問が出てきます。
それは、
「補ったら、それで終わりなのか?」
ということです。
実は、
ここからが重要です。
入れたら終わり、ではない
トリートメントでは、
「何を入れるか」
ということが注目されがちです。
髪に必要な成分を補う。
不足しているものを与える。
ダメージした部分を補修する。
もちろん、
それは大切なことです。
しかし、
本当に考えたいのは、
「補ったものを、その後どう活かすのか?」
ということ。
ここを考えずに、
ただ成分を入れて終わり。
それでは、
4工程をシステムとして考える意味がありません。

だからこそ、
BIJU Systemには、
3剤
という工程があります。
3剤の役割は「次につなげる」こと
BIJU Systemの4工程は、
一つひとつが独立しているわけではありません。
1剤で整える。
↓
2剤で補う。
↓
3剤で、
次の状態へつなげていく。
この流れがあります。
つまり、
3剤は、
「もう一つトリートメントを重ねる」
という単純な工程ではありません。
ここまで積み上げてきた施術を、
次の段階につなげるための工程
として考えます。
「入れる」だけでは髪は完成しない
例えば、
家を建てることを考えてみてください。
材料をたくさん用意したからといって、
家が完成するわけではありません。
必要な場所に、
必要な材料を使い、
それぞれを組み合わせ、
一つの形にしていく。
美容も同じです。
成分を入れることだけが目的ではありません。
髪全体をどういう状態にしていくのか。
そのゴールを考えながら、
工程を組み立てる必要があります。
だから、
BIJU Systemでは、
「何を入れたか」
だけではなく、
「どんな状態をつくったのか」
を見ることが大切です。
美容師は「足し算」をする仕事ではない
美容師の仕事を、
「髪に良いものを足していく仕事」
と考えると、
施術はどんどん複雑になります。
もっと補修しよう。
もっと栄養を入れよう。
もっとツヤを出そう。
もっと質感を良くしよう。
そして、
いつの間にか、
「何のために、この工程をしているのか」
が分からなくなることがあります。
だから私は、
美容師には、
引き算と足し算の両方が必要
だと考えています。
不要なものを整理する。
必要なものを補う。
そして、
その状態を次につなげる。
この一連の流れが、
施術を「作業」から「設計」に変えていきます。

3剤を理解すると、4工程がつながって見えてくる
1剤だけを見ると、
「最初のトリートメント」
に見えるかもしれません。
2剤だけを見ると、
「補修するトリートメント」
に見えるかもしれません。
3剤だけを見ると、
「仕上げのトリートメント」
に見えるかもしれません。
でも、
BIJU Systemは、
それぞれを単体で見るものではありません。
1 → 2 → 3 → 4
という流れの中で、
それぞれの役割があります。
だから、
1剤を理解すると2剤の意味が分かる。
2剤を理解すると3剤の意味が分かる。
そして3剤を理解すると、
4剤がなぜ必要なのかが見えてくる。
これが、
「システム」として考えるということです。
「どの商品を使うか」より「なぜ使うか」
美容師として、
ここは非常に大切な考え方だと思っています。
サロンには、
たくさんの商品があります。
新しいトリートメントも次々に発売されます。
成分も進化します。
技術も進化します。
でも、
商品が増えるほど、
美容師が迷ってはいけません。
大切なのは、
商品を覚えることではなく、役割を理解すること。
この髪には、
なぜこの工程が必要なのか。
今、
何が必要なのか。
逆に、
何は必要ないのか。
そこを判断する。
その判断力が、
美容師の技術になります。
お客様にとって大切なのは「工程数」ではない
ここも、
非常に重要なポイントです。
お客様からすると、
「4工程やりました」
と言われても、
それだけでは価値は伝わりません。
大切なのは、
「なぜ4工程なのか?」
です。
髪の状態を見て、
必要な工程を選んでいる。
だから、
結果として4工程になる。
場合によっては、
必要な工程を見極める。
つまり、
BIJU Systemの価値は、
「4種類使うこと」
ではありません。
髪に合わせて工程を設計できること。
ここにあります。

これは、
技術だけの話ではありません。
サロン経営にも、
まったく同じことが言えます。
例えば、
売上が伸びない。
だから、
新しいメニューを増やす。
集客を増やす。
広告を増やす。
キャンペーンを増やす。
SNSを増やす。
でも、
なかなか成果が出ない。
そんなときに必要なのは、
さらに「足す」ことではなく、
今あるものが、ちゃんとつながっているかを見ること
です。
集客から来店につながっているか。
来店から再来につながっているか。
再来から単価につながっているか。
教育から現場の行動につながっているか。
数字から具体的な改善につながっているか。
一つひとつの施策ではなく、
「流れ」
を見る。
これも、
BIJU Systemの考え方と同じです。
システムとは「順番を決めること」ではない
ここで、
BIJU Systemについて誤解してほしくないことがあります。
システムというと、
「誰がやっても同じようにするためのマニュアル」
と思われるかもしれません。
しかし、
私はそう考えていません。
本当のシステムとは、
判断するための基準を持つこと
だと思っています。
髪の状態を見る。
↓
必要な工程を考える。
↓
順番を決める。
↓
施術する。
↓
仕上がりを見る。
↓
次回につなげる。
この考え方があることで、
美容師一人ひとりの経験だけに頼らず、
サロン全体で技術を共有できるようになります。
そして、最後に「4剤」がある
1剤で、
整える。
2剤で、
補う。
3剤で、
つなげる。
では、
最後の4剤には、
どんな意味があるのでしょうか?
ここまで来ると、
BIJU Systemが、
単純な「4種類のトリートメント」ではないことが、
少しずつ見えてくると思います。
4つの工程には、
それぞれ意味がある。
そして、
前の工程があるから、
次の工程が生きてくる。
だから、
最後の4剤も、
「最後だから使う」
わけではありません。
4剤まで含めて、一つの設計になっている。

次回は「4剤」
1剤で、
整える。
2剤で、
補う。
3剤で、
つなげる。
そして最後に、
4剤。
では、
4剤は何のためにあるのでしょうか?
次回は、
【BIJU System 第6弾】
「なぜ最後に4剤が必要なのか?──4工程を“完成”させる最後の役割」
をテーマに、
BIJU Systemの4工程を一つの流れとして捉えながら、
「良いトリートメント」ではなく、「良い状態をつくるシステム」
という考え方を、さらに深掘りしていきます。
髪から、美しさの本質美をつくる。
髪の“美しさ”の、“寿命”を伸ばす。
Viváte BIJU System「美寿」。
その4工程を、
一つずつ紐解いていきます。